日本法人でプリンシパル・コンサルタントを務める鵜沢裕一氏は、脆弱性を修正するパッチの適用が遅れてしまうことにより、脅威のラテラルムーブメント(横展開)が急速に広まるケースに注意すべきと指摘する。同氏が2018年春ごろに対応したインシデントでは、ネットワークで拡散するワーム型の脅威によって企業の生産ラインが停止してしまい、事業中断に追い込まれた。  「このケースでは、生産ラインが直接狙われたわけ...