一方、アップリンクの場合、攻撃者は不正なパケットの送信先としてインターネット上のIPを、送信元としてUEのIPを指定します。次に、このパケットをGTPパケットにカプセル化した上で、UPFに送り付けます。UPFはこれをインターネット上のサーバに転送し、その応答データを5Gネットワーク経由でUE側に送信します。 以上の手口を実行するに当たり、攻撃者は、事前に対象のIPに紐づく32ビット長のトンネリング...