そのマルウェアとは、認証情報を盗み出す「Trickbot」のことだ。Trickbotは2016年から、金融機関を攻撃しており、先頃、英国と米国の多くの銀行を標的リストに追加した。Trickbotを使った攻撃は、件数こそ少ないものの、標的をピンポイントで狙う。同マルウェアは、国際的金融機関が送信したように偽装した電子メール経由で拡散し、その後、被害者を偽のログインページに誘導して、認証情報を盗む。...