セキュリティ事業本部長の齋藤衛氏によると、新施設の設計では「分離・保全・集中・協調」の4点を重視した。分離とは、同社が通信サービスを手掛ける関係から、マルウェア分析など危険な作業が他事業に影響しないように業務ネットワークから完全に分離した環境を構築する。保全とは、マルウェアに感染したコンピュータなどの証拠品を適切に扱うために堅牢な物理セキュリティを講じた。従来の施設では案件ごとに都度専用スペース...